定期メンテナンスで台風被害を最小限に
定期的な屋根メンテナンスで防ぐことができるのは台風被害だけではありません。夏の暑さを和らげ、冬の 積雪に耐えることで長く快適な住まいにすることができます。 屋根の修繕には、大きく分けて3つの方法がありまが、どれが最適かはお家によって異なります。 プロの目で見てお客様と住まいに最適なご提案をさせていただきます。
屋根修繕の3つの方法
彩色スレートなどの表面塗装を塗り直します。屋根材も下地材 もあまり 傷んでいない場合に行います。塗装の種類で耐久性 が異なります。塗料については、お気軽にご相談ください。
屋根材の傷みが激しい場合に、既存屋根材を撤去して新しい 屋根材を葺きます。下地のやり直しも含めて検討します。
重ね葺きとも言い既存の屋根をほぼ残しその上に新しい屋根 を被せる工事です。屋根葺き替え工事と比較して費用を抑えら れます。瓦屋根にはカバー工法は施工できません。
屋根カバー工法と葺き替えの違い
屋根葺き替え | カバー工法 | |
---|---|---|
耐久性 | ○ 耐久年数は屋根材による | ○ 下地の状態によっては葺き替え |
耐震性 | ○ 金属屋根より軽量 | △ 重くなる |
遮音・断熱 | △ 屋根材による | ○ 屋根が二重になるので良い |
廃材処分 | 必要 | 不要 |
工事期間 | × 長い | ○ 短い |
費用 | △ やや高額 | ○ 安い |
屋根カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法によるメリットは数多くありますが、デメリットもあるため、この工法を採用して屋 根をリフォームしたいとお考えの方も、まずはメリットとデメリットをよく知ったうえで、ほかの工法も視野に入れつつ検討することをおすすめします。
メリット
工期の短縮
屋根の規模にもよりますが5~14日程度で作業が終えられます。
低コスト化が可能
工期が短縮できる時点で、葺き替えよりも費用を大幅に削減可能です。古い屋根材を処分する 費用や、人件費も必要ありません。
屋根の性能アップにつなげられる
カバー工法では、屋根が二重になるため、断熱性や遮音性の向上が期待できます。また、カバー 工法は、防水性能の向上にも寄与します。
工事時のトラブルが防げる
葺き替え工事では、粉塵や騒音により近所に迷惑をかけてしまうことがあります。カバー工法の 場合は、それほど大規模な工事にはならないので、近隣への影響も最低限で済みます。
工事中も普段どおりの生活を送れる
カバー工法は、葺き替えと異なり屋根材を取り払わないため、工事中も普段どおりの生活を送 れます。
メリットの非常に多いカバー工法。しかし、デメリットがないわけではありません。ここからはカバー工法の持つデメリットについて解説します。
デメリット
工法自体が使えない屋根がある
瓦屋根など、厚みや独特の形状を持つ屋根材に関しては、カバー工法は向きません。トタン屋根はカバー工法も可能ですが、葺き替えが一般的です。
耐震性能が落ちる可能性がある
カバー工法では、屋根全体の重さが増してしまいます。建物の上部が重くなると、建物の耐震性能に影響が出る可能性があるため、新しい屋根材は軽い屋根材が好ましいです。
下地の補修が必要な屋根には向かない
屋根材だけではなく、その下地部分に傷みがある屋根の場合は、まず下地を補修しないと、雨などで水分が浸透して、腐食、雨漏りなどの原因になります。そのため、結局は葺き替え工事を選ぶことになります。
こんな症状を見つけたら要注意!
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